高覧

字 不詳 · 不詳 ~ 不詳 (200年以後) · 不詳 · 袁紹配下

高覧の肖像

官渡で張郃とともに曹操の陣を攻め、降伏した袁紹の将

能力値

統率76武力82知力68政治55魅力62

カード

攻撃力 5体力 4コスト 3価値 11職分 猛将
突撃 号令
召喚酔いがない。この局面すぐ攻撃する

正史

出典 · 『三国志』魏書 武帝紀 · 袁紹伝 · 荀攸伝 · 張郃伝と裴松之の言 · 『後漢書』袁紹伝

高覧は袁紹の将です。字や出身、生没年は伝わらず、『三国志』と『後漢書』には建安5年(200)に官渡で張郃とともに曹操に降ったことが数行残るだけです。

建安5年(200)10月、曹操が自ら烏巣の淳于瓊を討ちに出ると、武帝紀によれば袁紹は長子の袁譚に「彼らが淳于瓊らを攻めている間に、わしがその陣営を奪えば、彼らには帰る所がなくなる」と言い、張郃と高覧に曹洪が守る曹操の陣営を攻めさせました。『後漢書』袁紹伝は、二将が曹操の陣営を攻めたものの落とせなかったと記します。張郃伝によれば、これに先立って張郃は淳于瓊を急ぎ救うよう説き、郭図は曹操の本陣を攻めるよう説きました。張郃は曹操の陣営は堅固で落とせるはずがないと反論しましたが、袁紹は軽騎兵だけを烏巣へ送り、重装の兵で陣営を攻めました。

淳于瓊が敗れたと聞くと、張郃と高覧は手勢を率いて曹操に降り、袁紹の軍は大いに崩れました。荀攸伝は二将が攻城用の櫓を焼いて降ったと記し、曹洪が疑って受け入れをためらうと、荀攸が「張郃は計略が用いられず怒って来たのです。あなたは何を疑うのですか」と言って受け入れさせたと伝えます。張郃伝は、袁紹の軍が崩れた後、恥じた郭図が張郃を讒言したため張郃が恐れて曹操のもとへ走ったと記しており、裴松之は武帝紀 · 袁紹伝と前後が食い違うと指摘しました。この讒言の場面に高覧の名はありません。

降った張郃は曹操から偏将軍と都亭侯を授かりましたが、高覧が受けた官職やその後のことはどこにも記されていません。史書に残るのはこれだけです。

紹將張郃、髙覽燒攻櫓降,紹遂棄軍走
袁紹の将の張郃と高覧が攻城用の櫓を焼いて降ったので、袁紹はついに軍を捨てて逃げた『三国志』魏書 荀攸伝
乃使張郃、高覽攻曹洪。郃等聞瓊破,遂來降
そこで張郃と高覧に曹洪を攻めさせたが、張郃らは淳于瓊が敗れたと聞いて降ってきた『三国志』魏書 武帝紀

三国志演義

『三国演義』 第22回 · 第30~31回

演義で高覧の名が初めて出るのは第22回です。孔融が袁紹配下の人物を挙げ、顔良 · 文醜のほかにも高覧 · 張郃 · 淳于瓊らはみな世に名高い将だと言うと、荀彧は残りは取るに足らぬ輩だとけなします。

第30回、官渡の最初の戦いで張遼と張郃が四十合余り打ち合うと、許褚が刀を振るって加勢に出て、高覧が槍を手にこれを迎え撃ち、四将が組になって戦います。徐晃が韓猛の兵糧車を焼いたときには、張郃とともに大道を塞ぎに出ましたが、張遼 · 許褚に前後から挟み撃ちにされて退きます。烏巣が焼かれると、張郃は高覧とともに救援に向かうと言いますが、袁紹は郭図の言に従い、二人に兵5千で曹操の陣営を攻めさせます。夏侯惇 · 曹仁 · 曹洪に三方から阻まれて大敗して逃れ出ると、郭図は二人がもともと曹操に降る気があって力を尽くさなかったのだと讒言し、ひそかに人をやって袁紹が二人を殺そうとしていると知らせます。袁紹の使者が来ると、高覧は何の用で呼ぶのかと問うや剣を抜いて使者を斬り、袁紹は讒言を信じているから必ず曹操に捕らえられるだろうと言って、曹操のもとへ行こうと誘います。曹操は微子が殷を去り、韓信が漢に帰したのと同じだと喜び、高覧を偏将軍 · 東莱侯とします。高覧は張郃とともに先頭に立って袁紹の陣営を攻め、第31回の倉亭では十面埋伏の一隊を受け持って袁紹を討ちます。

同じ回で曹操が汝南の劉備を討つとき、高覧は山の曲がり角から兵を率いて現れて劉備の行く手を塞ぎ、迎え撃った劉辟を三合と経たずに刀で斬り落とします。しかしすぐに後方の兵が乱れ、一人の将が陣を突き破って入ってきて槍を繰り出すと、高覧はもんどり打って落馬します。趙雲でした。演義で高覧が登場するのはここまでです。

正史と演義の相違点

生涯

  1. 200官渡で張郃とともに曹洪が守る曹操の陣営を攻めましたが、落とせませんでした。
  2. 200淳于瓊が敗れたと聞き、櫓を焼いて張郃とともに曹操に降りました。河北の将たち

年表の中のこの人物

歴史年表でこの人物が登場する出来事です。札はその出来事が正史と演義にどう記されたかを示します。

縁

邂逅 出会うと互いに防壁が上がる

遺した言葉

この武将がゲームの中で実際に口にする言葉です。

戦場に立つとき

河北の槍だ!

口を開くとき

河北の槍の腕をお見せしよう。

言い返すとき

言葉より槍のほうが速いものだ。

言葉に詰まって

…槍先が重くなってきた。

言葉に詰まって

まだ折れたわけではない。

舌戦に勝って

河北の名に恥じぬ働きはした。

舌戦に敗れて

趙雲の槍でなければ…悔しい。

勝ったあと

冀州の兵がやってのけた!

敗れたあと

…槍が先に来るか。

倒れるとき

…槍が先に来たか。

同じ旗の下

張郃顔良文醜袁紹審配蒋奇田豊袁尚袁譚張南袁熙許攸